暮しの手帖の歴代編集長と現在!花森安治から松浦弥太郎の交代劇の真相
暮しの手帖の歴代編集長と現在!花森安治から松浦弥太郎の交代劇の真相の要点や背景を丁寧にまとめました。全体像を一目で把握できます。
『暮しの手帖』の近代史を語る上で欠かせないのが、2006年に第7代編集長へ就任した松浦弥太郎(まつうら やたろう)氏の存在です。セレクト古書店「COW BOOKS」の代表であり、文筆家としても高い人気を誇っていた松浦氏の起用は、出版界に大きな衝撃を与えました。
当時、部数の伸び悩みに直面していた同誌に対し、松浦氏は大胆なメスを入れました。表紙デザインの現代化、縦書きエッセイのレイアウト刷新、写真のクオリティ向上など、視覚的・感覚的な心地よさを徹底追求。自身が掲げた「正直、親切、笑顔」「今日もていねいに。」といった生活哲学を誌面に落とし込み、洗練されたライフスタイル誌としての再ブランディングを成し遂げました。
約9年間にわたり部数回復の立役者となった松浦氏ですが、2015年に電撃退任を発表。その理由は決してネガティブなものではなく、「雑誌の再生というミッションを一区切り終え、ウェブメディアや新たな事業創出に挑戦するため」という前向きな旅立ちでした。退任後、松浦氏はIT企業クックパッドでウェブメディアの立ち上げに関わるなど、現在も生活文化の発信者として第一線で活躍を続けています。