オドメーターとは?トリップとの違いや改ざんの手口・中古車の見極め方
オドメーターとは?トリップとの違いや改ざんの手口・中古車の見極め方の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
オドメーター(Odometer)は、日本語で「積算走行距離計」あるいは「総走行距離計」と呼ばれます。その役割は明快で、工場で新車が完成した瞬間から現在に至るまで、その車両が道路を走ったすべての積算距離を1km単位で記録・表示することにあります。
新車を購入した直後であっても、メーターが「0km」を示すことは原則としてありません。車両製造後の完成検査ラインでの走行チェック、モータープール間の移動、キャリアカーへの積載・荷降ろし、ディーラーでの納車前点検などにより、ユーザーへ納車される段階で数kmから数十kmの初期走行距離がすでに記録されているのが一般的な実情です。
運転席のインストルメントパネルには、日常的によく似た計器として「トリップメーター(Trip meter)」が同居しています。両者の決定的な差異を整理すると以下の通りです。
- オドメーター(ODO):車両の生涯走行距離を記録する計器。任意のリセット(0へのリセット)は不可。単位は通常1km刻み。
- トリップメーター(TRIP):特定の区間距離を測る計器。ボタン一つでいつでも「0.0km」にリセット可能。燃費計測やドライブの目的地までの距離測定に用いられ、小数点第1位(100m単位)まで表示されるのが標準的。
メーターパネル内のODOとTRIPの切り替え方法は、ステアリング周辺のインフォメーションスイッチ、あるいはメーターガラスから突き出たリセットノブを短くプッシュすることで「ODO → TRIP A → TRIP B → ODO」と循環して切り替わります。トリップメーターをリセットする際は、対象のTRIP表示中にノブやボタンを長押し(約1〜2秒)するのが基本操作です。
また、近年の車両ではフル液晶メーターディスプレイの普及に伴い、自動車メーターパネルの警告灯と表示機能が高度に統合されています。オドメーターはタイヤ空気圧警告灯やエンジンチェックランプ、先進運転支援システム(ADAS)の作動状況と並び、ドライバーが常時把握すべき最重要基本情報として画面隅や下部に常時表示されます。