地震から奇跡の復活!仙台城跡の「伊達政宗像」はどう変わった?2026最新版

地震から奇跡の復活!仙台城跡の「伊達政宗像」はどう変わった?2026最新版についての最新情報を徹底解説します。

現在私たちが仙台城跡で目にする騎馬像は、実は「2代目」であることをご存知でしょうか。そこには、激動の昭和史を生き抜いた彫刻のドラマが存在します。

初代騎馬像は、宮城県柴田町出身の彫刻家・小室達(こむろとおる)の手により、伊達政宗公没後300年祭にあたる昭和10年(1935年)に建立されました。疾走感あふれる勇壮な姿は市民から熱狂的に愛されましたが、太平洋戦争下の昭和19年(1944年)、戦況悪化に伴う「金属類回収令」によって供出を余儀なくされ、溶かされて兵器の材料になったと長く信じられていました。

ところが終戦後、奇跡が起こります。塩竈市内の製鋼所跡地で、胸から上の頭部パーツだけが鋳潰されずに野ざらしで残されているのが偶然発見されたのです。この数奇な運命をたどった初代像の上半身は、現在、政宗公を祀る青葉区の「青葉神社」境内に大切に安置されており、今も間近でその精悍な面影を拝観することができます。現在の仙台城跡に立つ騎馬像は、小室達が遺した石膏原型を基に、昭和28年(1953年)に忠実に再建された2代目です。

また、観光客の間で頻繁に混同されるのが「仙台駅の政宗像」です。かつてJR仙台駅の2階ステンドグラス前には、甲冑姿で凛々しく立つ伊達政宗のレプリカ像があり、「政宗前」として定番の待ち合わせスポットになっていました。しかし、2008年の観光キャンペーンを契機に大崎市のJR有備館駅へと移設されたため、現在の仙台駅構内に大きな政宗像はありません。「駅にあると思って探してしまった」という旅行者の声は今なお散見されるため、本物の騎馬像と対面するには仙台城跡へ足を運ぶ必要がある点を覚えておきましょう。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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