核分裂と核融合の違いを徹底解剖!夢のエネルギーの真相と2026年現在地

核分裂と核融合の違いを徹底解剖!夢のエネルギーの真相と2026年現在地の特集記事をご紹介します。役立つ情報が詰まっています。

世界中で建設が進む核融合実験装置には、プラズマを閉じ込める方式によっていくつかの主要なアプローチが存在します。その代表格がトカマク型とヘリカル型の違いです。

フランス・サンポール・レ・デュランスで建設が進むITER(国際熱核融合実験炉)や、茨城県那珂市で稼働する世界最大の超伝導トカマク型実験装置「JT-60SA」が採用しているのがトカマク型です。トカマク型はドーナツ型の容器内に強力な外部磁場をかけると同時に、プラズマ自身に大電流を流すことでねじれた磁場を作り出します。プラズマの閉じ込め性能が極めて高く、先行してエネルギー増倍率(Q値)の実証を目指す世界標準の方式です。

一方、日本の核融合科学研究所(NIFS)などが強みを持つヘリカル型は、複雑にねじれたコイルを外部に配置し、プラズマに電流を流さずに磁場を形成します。トカマク型に比べて連続運転(定常運転)の安定性に優れており、突発的なプラズマ崩壊(ディスラプション)が起きにくいという特徴を持ちます。

さらに近年では、「人工太陽」に関する最新ニュースとして、米国の国立点火施設(NIF)がレーザーを用いた慣性閉じ込め方式で投入エネルギーを上回る出力を連続して記録したほか、民間主導の小型高磁場トカマク炉や、日本の京都フュージョニアリング、EX-Fusionといったディープテックスタートアップが重要コンポーネント市場を席巻し始めています。かつて国家主導の巨大科学だった核融合は、高温超伝導線材の実用化によって小型化・高効率化が進み、民間資本を巻き込んだスピード競争へと突入しています。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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