「坊主丸儲け」の虚実と宗教法人マネー!崩壊する寺院経営の深層
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過去にNHKスペシャル「寺院消滅」や『クローズアップ現代』が鳴らした警鐘は、もはや近未来の予測ではなく現在の確定した日常となった。日本の寺院界はいま、持てる者と持たざる者の完全な二極化に引き裂かれている。
都心部に広大な墓地を持ち、駅前の一等地に収益ビルを所有する都市型寺院は、少子高齢化の逆風をものともせず潤沢なキャッシュフローを誇る。一方で、過疎化と少子化が極限まで進んだ中山間地域では、後継者のいない「無住寺」が累々たる廃墟と化している。檀家が消滅し、お墓を維持できなくなった人々による「墓じまい」のラッシュが、地方寺院の最後の収入源すら奪い去る。
地方の限界寺院をどう維持していくのか。包括宗教法人である総本山に救済の手を求める声は多いが、本山自身も財政難に苦しんでおり、末寺を支えきれない。富める寺院はさらに富み、貧しい寺院から静かに消えていく冷酷な経済淘汰が、誰にも看取られずに進行している。