カワウソはペットとして飼える?高額な値段と違法規制・後悔する真実

カワウソはペットとして飼える?高額な値段と違法規制・後悔する真実の背景について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

結論から整理すると、すべてのカワウソ飼育が一律に違法というわけではありませんが、極めて限定された法的条件下でのみ飼育が認められています。この背景には、国際的な保護指定と国内法の劇的な強化があります。

2019年にスイスで開催されたワシントン条約(CITES)第18回締約国会議(COP18)において、日本でペットとして流通していた「コツメカワウソ」および「ビロードカワウソ」は、絶滅の恐れが最も高い「附属書I(商業目的の国際取引禁止)」へ正式に引き上げられました。これにより、海外からの生体輸入は原則として完全に遮断されています。

日本国内ではこれを受け、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)」が適用されています。国内でペットとして飼育・譲渡・売買を行う場合、以下の条件を例外なく満たしていなければなりません。

  • 環境省指定の登録機関(一般財団法人自然環境研究センター)への個体登録:規制適用前に適法に輸入された個体、または正規に登録された親から国内で繁殖された個体であることの公的証明。
  • マイクロチップの装着と登録番号の義務化:個体識別を行うためのマイクロチップ埋め込みが必須。
  • 登録証の常時携帯・保管:譲受や購入の際、登録証の書き換え手続きを速やかに行う義務。

万が一、公的な登録証がない個体を売買・譲渡(無償の引き取りを含む)したり、陳列・飼育したりした場合は、5年以下の拘禁刑もしくは500万円以下の罰金(法人の場合は1億円以下の罰金)という非常に重い刑事罰が科されます。オークションサイトや怪しい個人間取引などで「登録証はないが飼いやすい」などと謳われている個体は、違法取引の可能性が極めて高いため絶対に手を出してはいけません。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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