ドレミは何語?イタリア発祥の歴史と各国の音名表記を徹底解説

ドレミは何語?イタリア発祥の歴史と各国の音名表記を徹底解説についての真相をお届けします。

日本人の間で「ドレミ」という言葉が圧倒的な知名度を獲得した最大の要因は、間違いなく名作ミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック』(1965年公開)の劇中歌「ドレミの歌(Do-Re-Mi)」の存在でしょう。

作詞オスカー・ハマースタイン2世、作曲リチャード・ロジャースによる原曲の英語詞は、子どもたちに音階を教えるための見事な言葉遊び(パン)で構成されています。

・Doe(ド):雌の鹿(a deer, a female deer)
・Ray(レ):太陽の光線(a drop of golden sun)
・Me(ミ):私自身(a name I call myself)
・Far(ファ):遠い場所(a long, long way to run)
・Sew(ソ):針と糸で縫う(a needle pulling thread)
・La(ラ):ソの次に続く音(a note to follow Sew)
・Tea(シ/ティ):ジャムとパンのお供のお茶(a drink with jam and bread)

英語圏では「Si」が「See」や「Sea」と同音で紛らわしく、また頭文字の子音をすべて異なる文字(D, R, M, F, S, L, T)にするため、19世紀の英国で「Ti(ティ)」に変更された歴史があります。そのため、原曲の最後は「Tea(お茶)」で韻を踏んでいます。

これを日本語に見事に翻訳・定着させたのが、歌手のペギー葉山さんでした。「ドはドーナツのド」「レはレモンのレ」という親しみやすい歌詞は、原詩の直訳ではなく、日本の子どもたちが日常の中でイメージしやすい食べ物や情景を当てはめた完全な創作です。この秀逸な日本語詞がNHK『みんなのうた』などを通じて全国へ普及し、現在も世代を超えて歌い継がれています。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest