高樹沙耶のドラマ代表作と相棒降板劇の真相|再放送規制と石垣島の今
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高樹沙耶がテレビ界で放った輝きは、決して『相棒』の一作にとどまりません。1983年の映画『沙耶のいる透視図』で鮮烈な主演デビューを飾った後、トレンディドラマ全盛期において「自立した芯の強い都会の女性」を体現できる稀有な女優として重宝されました。
代表作としてまず挙げられるのが、1993年の日本テレビ系ドラマ『ポケベルが鳴らなくて』です。緒形拳演じる妻子あるサラリーマンと裕福な家庭に育った娘(裕木奈江)の不倫愛を描いた本作で、高樹沙耶は家庭と現実を見つめる冷静な大人の女性を好演し、社会現象となった作品のリアリティを支えました。最高視聴率21.2%を記録した同作での演技は、トレンディドラマからシリアスな大人の群像劇への橋渡し役として高く評価されています。
翌1994年のフジテレビ系ドラマ『お金がない!』では、織田裕二演じる主人公・萩原健太が憧れる外資系保険会社のバリキャリアナリスト、柏木麗子役を演じました。知性と洗練された美しさを兼ね備えた麗子役は、当時の働く女性たちのロールモデルとなり、ドラマは最高視聴率26.0%を叩き出しました。貧困から成り上がる主人公と対照的な「手の届かない高嶺の花」としての存在感は、高樹沙耶のパブリックイメージを決定づけるものとなりました。
そして2000年、単発の「土曜ワイド劇場」からスタートした『相棒』で、彼女は運命的な当たり役に巡り合います。水谷豊演じる杉下右京の元妻で、小料理屋「花の里」を営む宮部たまき役です。変わり者で周囲と衝突しがちな右京の知られざる過去を知り、唯一無二の理解者として温かく包み込む姿は、番組のハードな推理劇に絶妙な情緒と安らぎをもたらしました。