アリダードとは?平板測量を支えた名機の仕組みと歴史を徹底解説
アリダードとは?平板測量を支えた名機の仕組みと歴史を徹底解説について徹底解説いたします。最新の情報をチェックしてください。
アリダードの構造と仕組みは、用途や求める精度に応じて大きく2種類に分かれます。それぞれの特徴を整理してみましょう。
ひとつは、最も構造がシンプルで軽量な「小アリダード」です。金属製の定規の両端に、細いスリットが入った「目板(もくはん)」と、細い糸(視準糸)が張られた「糸板(しはん)」と呼ばれる2枚の視準板が立っています。目板の隙間から覗き込み、糸板の糸が目標物と重なるように平板上で器具の向きを調整して使います。電源もレンズも不要で故障が少なく、学校教育や簡易的な敷地測量で広く使われてきました。
もうひとつが、より高精度な計測を行う「望遠鏡アリダード」です。定規の上に光学望遠鏡、鉛直分度盤、気泡管(水準器)が組み込まれており、遠くの目標物もクリアに拡大して視準できます。
望遠鏡アリダードの大きな強みは、望遠鏡の視野内にあるスタジア線を利用し、遠方の標尺(スタッフ)を読み取るスタジア測量が可能な点です。これにより、方向線だけでなく目標物までの水平距離や高低差までもが計算でき、地形の起伏を含めた等高線図の作成を1台でこなせます。