Jr東日本川崎火力発電所の真実!首都圏の電車を動かす自前電力の全貌
Jr東日本川崎火力発電所の真実!首都圏の電車を動かす自前電力の全貌の概要と注目ポイントを徹底的にカバーしました。
川崎火力発電所が生み出す電気は、一体どのようなルートを辿って電車のモーターへと届くのか。その送電の仕組みには、鉄道専用電源ならではの極めて高度な合理性が隠されている。
現在、同発電所で主流となっているのは、天然ガスを燃焼させてガスタービンを回し、その排熱で蒸気タービンも駆動させる「LNGコンバインドサイクル発電方式」だ。燃料エネルギーを無駄なく電気へ変換する高効率なシステムにより、環境負荷を抑えながら莫大な電力を連続生成している。
発電された電気は、一般の電力会社(東京電力パワーグリッド)の送電網を介するのではなく、JR東日本が自前で整備した自社専用の高圧送電線を通じて送られる。川崎の沿岸部から発した電力は、川崎変電所や新鶴見変電所、さらには内陸の主要拠点である武蔵境変電所(東京都武蔵野市)などへと送電。そこから網の目のように張り巡らされた自社ネットワークを経由し、首都圏各路線の架線へと供給される。
具体的な供給エリアは驚くほど広大だ。山手線、中央線、京浜東北線、東海道線、総武線といった東京中枢の過密ダイヤ路線はもちろんのこと、東北・上越新幹線の東京近郊区間や各車両基地、主要ターミナル駅の構内照明や信号設備に至るまで、川崎の電気が瞬時も途切れることなく注ぎ込まれている。