スマホが緑内障の原因に?暗闇使用で眼圧が上がる真相を徹底解説
スマホが緑内障の原因に?暗闇使用で眼圧が上がる真相を徹底解説について専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をお届けします。
最も危険視されているのが、就寝前の完全な消灯環境で端末を凝視する行為です。暗闇スマホ緑内障危険性に関する臨床研究では、健常者であっても暗室でうつむき姿勢のまま画面を操作した際、眼圧がベースラインから約3〜5mmHg上昇したという計測記録が複数報告されています。
暗い室内では、視界に光を取り込もうとして瞳孔が自然と大きく開く「散瞳(さんどう)」が起こります。瞳孔が開くと虹彩の根元が外側に寄り集まり、房水の出口である「隅角(ぐうかく)」を物理的に狭めてしまいます。眼球の構造上、もともと隅角が狭い「狭隅角」の素因を持つ人の場合、散瞳とうつむき姿勢が重なることで隅角が完全に塞がるリスクが一気に跳ね上がります。
これが引き金を引くのが、眼科領域における救急疾患である「急性閉塞隅角緑内障」です。この発作が起きると眼圧は一気に50〜70mmHgという異常値まで急上昇し、処置が遅れればわずか数日で視覚を失う事態に直面します。臨床現場では、急性緑内障発作前兆として以下の自覚症状が報告されています。
・電球などの光源の周囲に虹のような輪が見える(虹輪視・こうりんし)
・目の奥の激痛、および同じ側の頭痛
・吐き気や胃のむかつき(脳神経外科や内科と誤認されやすい)
・急激な視界のかすみ(霧視)
さらに、ベッドで横たわって画面を見る寝ながらスマホ目の病気経緯を辿ると、片目だけが枕で圧迫されたり、仰向けで顔の上に端末を掲げる姿勢による眼輪筋や頸部への負荷など、房水排出を阻害する悪条件が重なっている実態が浮き彫りになります。