今いくよくるよが遺した奇跡の絆と現在|天国で響く「どやさ」の真実

今いくよくるよが遺した奇跡の絆と現在|天国で響く「どやさ」の真実にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。

今いくよくるよの歩みを語るうえで、ファンや演芸関係者が今なお胸を締め付けられるのが、二人の最期を巡る運命的な巡り合わせです。細身でハイヒールと濃いメイクをトレードマークにツッコミを担当していた今いくよ師匠は、2014年9月に胃がんを公表。過酷な抗がん剤治療を受けながらも「舞台に立ち続けたい」という執念で復帰を果たし、弱音一つ吐かずにセンターマイクへ向かい続けました。しかし無情にも病状は進行し、2015年5月28日、大阪府内の病院で旅立ちました(享年67)。相方を失った今くるよ師匠は当時、記者会見で涙を流しながら「日本一の相方や。天国でも漫才やってると思う」と絞り出すように語り、その深い喪失感は世間の涙を誘いました。

その後、一人になっても「いくよ・くるよ魂」を背負い、吉本新喜劇へのゲスト出演や後輩の激励など精力的に活動を続けていた今くるよ師匠を襲ったのが、膵臓がんでした。体調不良から入院生活を余儀なくされ、闘病を続けていたくるよ師匠ですが、2024年5月27日、大阪市内の病院で静かに息を引き取りました(享年76)。

驚くべきは、二人の命日がわずか1日違い(いくよ師匠が5月28日、くるよ師匠が5月27日)であった点です。およそ9年もの歳月を経て、まるで示し合わせたかのように同じ初夏の季節に旅立ったこの符合に、吉本興業の同僚や後輩たちからは「いくよ師匠が『くるよちゃん、もうええよ、こっちでおいで』と手招きしたのではないか」「天国で再び最強のバッテリーが揃った」と、悲痛な別れの中にも温かい実感が寄せられました。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest