甲状腺嚢胞とは?放置して大丈夫か医師が徹底解説
甲状腺嚢胞とは?放置して大丈夫か医師が徹底解説について知っておくべき 事実を分かりやすい構成で解説いたします。
Q1:甲状腺嚢胞があると首の違和感や喉のつかえ感が出ますか?
A1:5〜10mm程度の小さな嚢胞で喉の圧迫感や違和感が出ることは医学構造上ありません。首の違和感や喉の異物感(ヒステリー球)を訴える方の多くは、健診で指摘されたことによる極度の精神的緊張や自律神経の乱れ、あるいは逆流性食道炎などが原因です。ただし、嚢胞が30mm(3cm)を超えるような大型サイズになると、気管を圧迫して物理的な飲み込みにくさを生じることがあります。
Q2:甲状腺嚢胞が自然に小さくなったり消えたりすることはありますか?
A2:十分にあり得ます。嚢胞の壁から分泌される液体の量と、周囲の毛細血管やリンパ管へ再吸収される量のバランスにより、自然に水分が抜けて縮小・消失する現象は日常診療で頻繁に観察されます。「前回の健診であった嚢胞が今回は消えていた」というケースも珍しくありません。
Q3:穿刺吸引細胞診(針を刺す検査)は痛いですか?傷跡は残りますか?
A3:採血の注射とほぼ同等のごく細い針を使用するため、チクッとした痛みはあるものの耐えられない激痛ではありません。検査時間は針を刺してから10〜20秒程度です。傷跡は数日で消え、目立つ痕が残る心配はありません。
Q4:嚢胞があると言われたら、ヨウ素(昆布や海藻)の摂取など食事制限は必要ですか?
A4:単なる甲状腺嚢胞であれば、食事制限や運動制限は一切不要です。昆布や海苔などの海藻類も一般的な日本食の範囲内であれば過度に神経質になる必要はありません。普段通りの健やかな生活を続けてください。