指にタトゥーはなぜ後悔する?「すぐ消える・激痛」の真相を徹底解説!

指にタトゥーはなぜ後悔する?「すぐ消える・激痛」の真相を徹底解説!についての最新情報をご紹介します。

色落ちや社会生活の不都合から「もう消してしまいたい」と美容皮膚科の門を叩く人々が直面するのは、彫るときの何倍もの苦痛と経済的負担です。

現在主流となっているピコレーザー(ピコセカンドレーザー)を用いた指タトゥー除去レーザー費用は、1平方センチメートルあたりの単価で計算されることが多く、指の小さなワンポイントであっても1回の照射につき1万〜3万円前後が相場です。一見すると安価に見えますが、問題は「照射回数」にあります。

タトゥー除去は、レーザーによって粉砕されたインク粒子を体内の免疫細胞(マクロファージ)が貪食し、リンパ管を通じて体外へ排出される代謝プロセスを利用します。しかし、心臓から最も遠い末端部位である指先は、血流が乏しく新陳代謝が極めて遅い部位です。インクの排出効率が非常に悪いため、一般的な部位なら5〜6回で薄くなるケースでも、指の場合は10回から15回以上の照射を要することが珍しくありません。

結果として、トータルの治療期間は2〜3年に及び、総額費用は15万〜35万円以上へと跳ね上がります。さらに、指の薄い皮膚に高出力のレーザーを繰り返し照射することで、インクは消えたものの皮膚がケロイド状に盛り上がる「肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)」や、皮膚の色素が抜けて白くテカる「色素脱失」が残り、タトゥーとは別の形で傷跡が生涯残ってしまうリスクを医学的に完全に排除することはできません。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest