新生児オムツ替えの足の持ち方!股関節を守る助産師の正解ケア法
新生児オムツ替えの足の持ち方!股関節を守る助産師の正解ケア法の基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。
日本小児整形外科学会のデータや発信によると、かつて日本国内で非常に高頻度に見られた乳児股関節脱臼は、昭和中期以降の「足を伸ばしてオムツを当てる習慣」の改善やM字開脚の啓発によって大幅に減少しました。しかし、近年でも間違ったオムツの当て方やきついおくるみの巻き方などが原因で、後天的に関節が緩んでしまう事例はゼロにはなっていません。
日常生活の中で股関節を守るためには、オムツ替えだけでなく、日頃の抱っこの仕方にも配慮が求められます。首すわり前の時期から縦抱きをする際は、赤ちゃんの両膝がしっかり曲がり、大人の身体にしがみつくような「コアラ抱っこ(M字開脚姿勢)」を徹底することが大切です。足をまっすぐに伸ばした状態で長時間の抱っこやスリング使用を続けると、オムツ替えと同様に関節へ過度な負担が集中します。
さらに、生後3〜4ヶ月健診などで行われる小児科医の触診を待つだけでなく、家庭内でも日頃から以下の兆候がないか観察しておくことが早期発見につながります。
日々のスキンケアや着替えの際に確認したい家庭内チェックポイントは次の3点です。
- 太もものシワの左右差:うつ伏せや仰向けにした際、太ももの裏側や内側にある皮膚の深いシワの本数や位置が左右で明らかに異なっていないか。
- 股の開きやすさ(開排制限):膝を軽く曲げた状態で両足を外側に倒したとき、片方の足だけ開きにくく床につかないような硬さや抵抗感がないか。
- 動かしたときのクリック音・違和感:足を曲げ伸ばしした際に、股関節の奥で「コキッ」「ポキッ」と骨が乗り越えるような鈍い引っ掛かりや異音が頻繁に生じていないか。
もし違和感を覚えた場合は、自己判断で足を無理に広げようとストレッチをするのは絶対に避け、かかりつけの小児科医や小児整形外科の専門医に早めに相談してください。