中国で空前のおにぎりブーム!現地激変の真相と日系コンビニ進化論
話題沸騰中の 中国で空前のおにぎりブーム!現地激変の真相と日系コンビニ進化論について、詳しいまとめを分かりやすく掲載しています。
現在のおにぎり文化の礎を築いたのは、まぎれもなく日系コンビニチェーンの粘り強い市場開拓です。日系コンビニ中国展開の経緯を振り返ると、1996年に上海へ初進出したローソンがその先陣を切りました。当初は日本の味をそのまま持ち込んだものの、「冷たいおにぎりなど食べられない」「海苔が生臭く感じる」といった拒絶反応に直面し、苦境が続きました。
転機となったのは2000年代半ば以降の現地化シフトです。ファミリーマートが2004年に上海へ進出すると、現地の食習慣に寄り添った商品開発が一気に加速しました。日系各社は現地大手食品メーカーと提携し、中国産の良質な短粒米の調達ルートと専用の炊飯加工工場を整備。2010年代以降、急速な店舗網拡大とともに「おにぎりを日常的に買う体験」が一般化していきました。
中国ローソンおにぎり人気は、アニメコラボレーションや定期的な新フレーバー投入によって若者の話題をさらうプロモーション戦略で盤石なものとなりました。一方の中国ファミリーマートおにぎりは、オフィスビル直結型店舗の強みを活かし、朝のセット割引(豆乳やコーヒーとのバンドル販売)で通勤客を囲い込みました。両雄の熾烈な競争は、結果として中国における米飯加工品の品質向上と市場規模の爆発的拡大をもたらしたのです。