舌の裏の血管が黒い・ボコボコする原因は?受診目安と見分け方を解説
舌の裏の血管が黒い・ボコボコする原因は?受診目安と見分け方を解説について押さえておきたい ポイントを分かりやすく解説いたします。
血管の一部がコブのように盛り上がり、舌の裏の血管がボコボコと泡立っているように見える症状を、医学的には舌下静脈瘤(ぜっかじょうみゃくりゅう)と呼びます。足にできる下肢静脈瘤と同じメカニズムで、静脈内の弁の機能低下や血管拡張によって生じる良性の病変です。
舌下静脈瘤そのものは良性腫瘍に類する変化であり、破裂して大出血を起こすリスクは極めて低いとされています。しかし、見逃せないのは動脈硬化と舌の裏の関連性です。近年の循環器領域や口腔機能の研究では、舌下静脈の著しい怒張(張り)が高血圧や心臓機能の低下、全身の血管抵抗の増大と相関しているケースが報告されています。
心臓へ血液を送り返すポンプ機能が衰えたり、血管の柔軟性が失われていたりすると、末梢である舌下静脈にも血液が滞留しやすくなります。自覚症状のない高血圧や脂質異常症が潜んでいないか、定期的な健康診断の数値を振り返る良い機会と捉えるのが賢明です。