冷麺と冷やし中華の違いを徹底比較!麺・タレ・発祥の決定打3選
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日本国内で「冷麺」と一口に言っても、韓国冷麺と盛岡冷麺の間には明確なスタイルの違いが存在します。特に焼肉屋の冷麺として親しまれている背景には、独自の進化を遂げた歴史があります。
本場直系の「韓国冷麺(水冷麺・ビビン冷麺)」
韓国冷麺の主流は、平壌(ピョンヤン)発祥の「水冷麺(ムルレンミョン)」と、咸興(ハムフン)発祥の「ビビン冷麺」に分かれます。水冷麺はそば粉をメインに使用するため麺が灰色から黒褐色を帯びており、細麺ながら非常に噛みごたえがあります。テーブルに運ばれた際にハサミで十字に切ってから食べるのが現地の流儀です。スープは牛の肉骨を煮込んだ出汁に大根の水キムチ(トンチミ)の汁を合わせ、キンキンに凍らせた氷を浮かべて供されます。
岩手で独自進化を遂げた「盛岡冷麺」
一方、日本が誇るご当地麺である「盛岡冷麺」は、1954年に岩手県盛岡市の中華料理店「食道園」の創業者・青木輝人氏(朝鮮半島出身)が、故郷の味を日本人向けにアレンジして誕生させました。最大の特徴は、そば粉を一切使わず、小麦粉と馬鈴薯でんぷんで作る半透明の太麺です。押し出し機で強い圧力をかけて茹で上げる麺は、韓国冷麺を凌ぐほどの強烈な弾力とコシを持ちます。具材に季節の果物(スイカや梨、リンゴ)が添えられ、牛骨スープに別添えのカクテキ(大根キムチ)を加えて好みの辛さに調節するスタイルが定着しました。