腕が上がらない激痛の正体!肩峰下滑液包炎と五十肩の違いを徹底解説
腕が上がらない激痛の正体!肩峰下滑液包炎と五十肩の違いを徹底解説に関する専門家の意見を詳しく解説いたします。
Q1:五十肩の体操を毎日頑張っているのに、悪化するばかりなのはなぜですか?
A1:その体操が、炎症を起こしている肩峰下滑液包をさらに骨で挟み込む(インピンジメントする)動作になっている可能性が極めて高いからです。関節が固まるのを防ぐことと、炎症組織を擦り合わせることは全く別問題です。痛みを伴う可動域訓練は急性期には禁忌であり、まずは専門医のもとでエコー検査を受け、炎症が鎮火するまで局所の安静を保つことが先決です。
Q2:ステロイド注射は癖になると聞きました。何回までなら安全ですか?
A2:注射そのものに薬物中毒のような「癖になる」性質はありません。問題となるのは、短期間での反復投与による腱組織の変性です。日本および国際的な整形外科の標準的な基準では、同一部位へのステロイド注入は最低でも3〜4週間の間隔を空け、1年間で通算3〜4回以内にとどめるべきとされています。適切な頻度を守り、超音波で腱板の内部ではなく滑液包の空間内に正確に注入されれば、極めて安全かつ有効な治療法です。
Q3:肩峰下滑液包炎は、完全に治るまでにどれくらいの期間がかかりますか?
A3:発症後すぐに受診し、注射や内服で早期に炎症を抑えられた軽症例であれば、約2〜4週間で日常生活の痛みが劇的に改善します。一方で、痛みを数ヶ月我慢して周囲の筋肉が硬縮してしまった場合や、骨のトゲによる摩擦が続いている慢性例では、関節の連動性を取り戻すリハビリを含めて3〜6ヶ月程度の期間を要するのが一般的です。