斉藤和義「歌うたいのバラッド」歌詞に宿る魂と色褪せぬ愛の告白
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この楽曲が世に放たれたのは1997年11月。斉藤和義の通算15枚目のシングルとしてリリースされ、翌年発表された5枚目のオリジナルアルバム『Because』にも収録された。ビクターエンタテインメント傘下のスピードスターレコーズから送り出された本作は、商業的なチャート至上主義とは一線を画す、生々しい手触りを持っていた。
当時の斉藤は、自身の表現者としてのスタンスに深く向き合っていた時期でもあった。「歌うたい」という、どこか泥臭く、しかし誇り高い肩書きを冠したタイトル。ステージに立つ者としての葛藤、そして一人の人間としての孤独。それらを飾り気のないコード進行と剥き出しのボーカルに乗せることで、単なるヒットチューンではない、魂の記録とも呼ぶべき作品が誕生した。