現役プロが直言!後悔しないエレキギター選びと名機の真相全公開
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エレキギターの歴史は、そのままフェンダーとギブソンという巨大な二つの恒星による引力の歴史だ。この二大巨頭を語らずして、現代のギターシーンを理解することはできない。
フェンダーが生み出したストラトキャスターは、工業デザインの頂点といっても過言ではない。ジミ・ヘンドリックスがウッドストックの泥濘の中でサイケデリックの極致を奏で、エリック・クラプトンが咽び泣くようなトーンを紡ぎ出したそのシェイプは、誕生から70年以上が経過した今もなお完成された美しさを誇る。シングルコイル特有の立ち上がりの鋭さ、透明感のあるカッティングトーンは、ファンクからポップス、ネオソウルに至るまで音楽の屋台骨であり続けている。
対するギブソン・レスポールは、重厚なマホガニーボディが生み出す圧倒的なサステインと太い中低域で世界を揺るがした。ブルースの乾いた叫びから、スタジアムを支配するヘヴィなロックのリフまで、レスポールの放つ塊のような音圧は唯一無二だ。しかし、両者ともに伝統を守るがゆえの高価格化が進み、若い世代にとって手が届きにくい存在になりつつあるのも冷酷な現実である。