高輪ゲートウェイ炎上の真相|公募130位と明朝体騒動の結末
高輪ゲートウェイ炎上の真相|公募130位と明朝体騒動の結末にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。
騒動の発端は、2018年12月4日に行われたJR東日本の定例記者会見でした。田町〜品川間に新設される山手線30番目の駅名として発表されたのが「高輪ゲートウェイ」です。この発表直後から、ネット上には失望と怒りの声が瞬く間に拡散しました。
批判の最大の引き金となったのは、JR東日本自身が事前に大々的に実施した「駅名公募」の結果と選定結果の極端な乖離でした。2018年6月に実施された一般公募には、応募総数6万4052件、1万3228種類もの駅名案が寄せられました。その集計結果における上位の顔ぶれは以下の通りでした。
【公募結果の上位ランキング】
・第1位:高輪(8,398票)
・第2位:芝浦(4,265票)
・第3位:芝浜(3,497票)
・第4位:新品川/新品川(2,408票)
・第130位:高輪ゲートウェイ(わずか36票)
JR東日本側は公募開始当初から「得票数順で決定する人気投票ではなく、応募案を参考に選考委員会で決定する」と規約に明記していました。しかし、圧倒的支持を集めた地域ゆかりの伝統的名称「高輪」を差し置き、全体のわずか0.05%に過ぎない130位の案を拾い上げた事実は、世論に「最初から出来レースだったのではないか」「一般公募は単なるPRの客寄せパンダだったのか」という強烈な不信感を植え付ける結果となりました。
公式発表資料によると、選定委員会は選出理由として「古くから街道が通じ、江戸の玄関口として賑わいを見せた歴史的背景」と「国際交流拠点として世界と日本の懸け橋(ゲートウェイ)となる未来への期待」を融合させたと説明しました。しかし、歴史ある山手線の既存29駅(東京、新宿、渋谷、有楽町など)がすべて漢字2〜3文字の端正な地名で統一されていた中、カタカナの混ざった長大なハイブリッド駅名は、鉄道ファンのみならず一般市民の間でも強い違和感を呼び起こしたのです。