漢字「道」の語源に迫る!首を掲げ歩く古代の呪術と大和言葉の謎
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一方で、漢字が伝来する以前から日本列島で使われていた大和言葉の「みち」にも、深い背景が存在する。語源学的な考察によると、「みち」の語根は「満ち(みち)」と同源であるとする説が極めて有力視されている。
古代の日本人にとって、陸地や山野を渡るルートは単なる地理的な距離ではなく、霊的な力や恵みが「満ちあふれる場所」であった。また、目的地へと至る確かな感触や、水が満ちて流れる筋道など、充足感や連続性をあらわす「満ち」が音転して「みち」になったとされる。漢字の「首を掲げて魔を払う」という動的な外撃的イメージに対し、和語の「みち」は生命力や内的な充満を象徴しており、古代日本人の自然に対する受容的な感性を物語っている。