中村勘三郎の妻・波野好江の現在|中村屋を支え続ける母の覚悟と真実

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名門・中村屋を堂々と率いる好江さんですが、その生い立ちは歌舞伎界屈指の名門である「成駒屋」の正真正銘のお嬢様です。人間国宝であった七代目中村芝翫丈の次女として生まれ、兄には八代目中村芝翫(前・橋之助)さんがいます。梨園のしきたりや楽屋の空気を生まれた瞬間から肌で知る、まさに歌舞伎界のサラブレッドでした。

ネット上で「若い頃 画像」と検索される通り、1980年に当時五代目中村勘九郎だった勘三郎丈と結婚した当時の好江さんは、誰もが息を呑むような可憐な美貌の持ち主でした。華やかな結婚披露宴の写真には、はにかみながら夫を見つめる美しい花嫁の姿が収められています。

しかし、結婚生活は平坦な道ばかりではありませんでした。型破りで奔放、常に新しい演劇表現を追求して暴走する夫・勘三郎丈は、天才肌ゆえに私生活でも数々の波乱を巻き起こしました。女性関係の噂や突発的なアイデアに振り回されながらも、好江さんは決してヒステリックにならず、「役者・中村勘三郎」の才能を信じ切り、常にどっしりと構えて夫の帰る場所を守り続けました。生前の勘三郎丈が「俺の女房は世界一」と公言して憚らなかったのは、夫のすべてを受け止める規格外の度量があったからです。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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