ランボルギーニ・ディアブロの価格高騰はなぜ?SvとVtの違いや真相
ランボルギーニ・ディアブロの価格高騰はなぜ?SvとVtの違いや真相の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
ディアブロの歴史を語る上で欠かせないのが、1999年の大規模マイナーチェンジに伴うリトラクタブルヘッドライトの廃止と、それにまつわるヘッドライト流用の逸話です。
当時の北米を中心とする安全基準改定(歩行者保護)や点灯時の空力悪化を防ぐため、ランボルギーニはリトラクタブル方式から固定式ヘッドライトへの移行を決定しました。しかし、完全な新規ヘッドライトユニットを一から設計・型起こしして認証を取得するには莫大な開発コストと時間が必要でした。そこで開発陣が白羽の矢を立てたのが、日産・フェアレディZ(Z32型)のプロジェクター式ヘッドライトでした。
一部で囁かれていた「無断流用」や「解体屋調達」といった噂は誤りで、ランボルギーニは日産自動車から正式に純正パーツの供給ライセンスを購入して採用しています。Z32のライトレンズ上部には本来「NISSAN」の小さな陽刻ロゴが入っていますが、ランボルギーニは特製のカーボン製アイラインパネルを被せることでそのロゴを巧妙に隠して装着していました。スーパーカーの美しい流線型ノーズに完璧にフィットしたこの選択は、現代でも自動車史に残るスマートなパーツ共有の成功例として語り継がれています。