1ヶ月で3キロ痩せる真実|プロが明かすカロリー計算とリバウンド回避法

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SNSや動画サイトで定期的に拡散される「運動なしで1ヶ月3キロ落ちた」という報告。その報告自体は嘘ではありませんが、体内で起きている生理学的現象には大きなカラクリが潜んでいます。その決定打となるのが、糖質制限に伴う体内水分の排出です。

人間の身体は、主食から摂取した炭水化物を「グリコーゲン」として肝臓や筋肉に蓄えています。このグリコーゲンは、自重の約3〜4倍の水分と結合して体内に保持されるという際立った物理的性質を持ちます。糖質の摂取量を大幅にカットすると、身体は蓄えられていたグリコーゲンを優先してエネルギーとして消費し始めます。その結果、結合していた莫大な水分が一気に尿として体外へ排出されるのです。

「糖質制限を始めたら、最初の3〜4日で2キロストンと落ちた」という体験談のほとんどは、体脂肪が消え失せたのではなく、体内から1.5〜2リットルの水分が抜けた現象に過ぎません。この事実を理解していないと、「こんなに早く痩せるなら運動は一切不要だ」と錯覚してしまいます。

運動を一切行わずに食事制限のみで720kcalのアンダーカロリーを維持し続けると、身体は飢餓に備えるため、維持コストの高い筋肉組織をアミノ酸へと分解してエネルギー源に充当します。筋肉量が削られると、安静時の基礎代謝は一気に下降線をたどります。体重計の数値は3キロ減っていても、体脂肪率は大して変わらず、肌のハリが失われ、元の食事に戻した瞬間に以前より太りやすい体質へと改変されてしまうのが「運動なし極端制限」の最大の落とし穴です。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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