認知症の中核症状とは?物忘れとの決定的な違いと家族の正しい対応法

認知症の中核症状とは?物忘れとの決定的な違いと家族の正しい対応法に関するポイントを詳しくまとめました。最新データをチェックしましょう。

中核症状とセットで語られるのが周辺症状BPSDとの違いです。BPSD(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)は、中核症状をベースに、本人の焦燥感やプライドの傷つき、周囲の不適切な接し方、住環境の変化などが複合的に影響して引き起こされる行動・心理面の二次的症状です。

具体的には、徘徊、暴言・暴力、介護への拒否、抑うつ状態、物盗られ妄想(「財布を誰かに盗まれた」と家族を疑う)などが該当します。中核症状そのものを完全に消し去ることは困難ですが、BPSDは周囲の接し方や環境調整、適切な投薬によって予防・軽減が可能です。

また、原因疾患の種類によっても症状の現れ方に違いがあります。最も多いアルツハイマー型認知症の原因は、脳内にアミロイドβやタウと呼ばれる異常タンパク質が蓄積し、神経細胞が破壊・萎縮することにあります。このタイプは初期から記憶障害や見当識障害が顕著に現れます。

一方、2番目に多いレビー小体型認知症の症状では、記憶障害が初期には目立たないケースも少なくありません。「壁に虫が這っている」「部屋の隅に知らない人が立っている」と訴える鮮明な幻視、手足の震えや筋肉のこわばり(パーキンソニズム)、日によって頭の冴え具合が大きく変わる認知の変動が大きな特徴です。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest