ソテーとは?炒める・ムニエル・ポワレとの違いやプロの焼き方を徹底解説

ソテーとは?炒める・ムニエル・ポワレとの違いやプロの焼き方を徹底解説に関する疑問を詳しくまとめました。詳細な解説をご覧ください。

日本の家庭料理では「焼く」「炒める」「ソテーする」という言葉が混同されがちです。しかし、使用する油の量、食材の形状、粉の有無、熱源との距離によって、その仕上がりと調理目的は明確に分かれます。

調理法油の量・粉付け・主な熱伝導主な対象食材技法・仕上がりの本質ソテー少量(鍋底を薄く覆う程度)/粉は原則不要(好みで使用)鶏肉、豚肉、野菜、魚介表面に均一な焼き色をつけ、肉汁を閉じ込めてジューシーに仕上げる。炒める(Stir-fry)適量〜多量/粉なし/中華鍋・強火細切り肉、カット野菜全般食材を絶えず混ぜ動かし、余分な水分を素早く飛ばしてシャキッとさせる。ムニエルバター多め/小麦粉を必ずまぶす白身魚、鮭などの魚類小麦粉の衣が身崩れを防ぎ、焦がしバターの風味をまとわせる。ポワレ油適量/アロゼ(油を回しかける)皮付きの魚、鴨肉、塊肉皮目をカリカリに焼きつつ、熱い油を上からかけ続けてふっくら火を入れる。ステーキ極少量(肉自体の脂を利用)厚切りの牛肉(サーロイン・ヒレ等)厚切り塊肉の焼き加減(レア〜ウェルダン)を制御する料理そのものを指す。グリル(網焼き)網に塗る程度/余分な脂は落下牛肉、豚肉、鶏肉、野菜直火・放射熱による香ばしい焼き目(焼き網の筋)と脂落としが目的。

ソテーと炒めるの違いを一言で表すならば、「動かすか、動かさないか」です。中華料理の炒め物は食材を頻繁に煽って水分を蒸発させますが、洋食のソテーはフライパンの底面に食材を密着させ、焼き色がつくまでじっくり待つのが基本となります。

また、ソテーとムニエルの違いは「小麦粉」にあります。ムニエル(Meunière)はフランス語で「粉屋の娘」を意味し、魚の切り身に塩コショウをして小麦粉を薄くまぶし、たっぷりのバターで揚げ焼きにする技法を指します。一方、ソテーとポワレの違いは「アロゼ(arrosé:スプーンで熱い油をすくって食材にかける行為)」の有無や皮目のクリスピー感の追求度合いにあります。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest