【衝撃】オシドリ夫婦は嘘だった?毎年パートナーを変える意外な生態と真相
【衝撃】オシドリ夫婦は嘘だった?毎年パートナーを変える意外な生態と真相の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
バードウォッチングや図鑑で目にするオシドリといえば、燃えるような橙色、鮮やかな紫、そして扇状にせり上がった美しい飾り羽を持つ姿が一般的です。しかし、この派手な姿は繁殖期のオス(成鳥)だけが見せる特別なドレスコードに過ぎません。
オスの背後でひときわ目を引くオレンジ色の大きな羽は、三列風切羽(さんれつかざきばね)が変形したもので、その形状から「銀杏羽(いちょうばね)」または「思羽(おもいばね)」と呼ばれます。オスはこの銀杏羽を誇らしげに立て、首の飾り羽を膨らませて独特の首振りダンスを行い、メスへ猛烈にアピールします。
一方、メスは外敵に見つかりにくい灰褐色の保護色をまとっており、目の周囲から後頭部にかけて伸びる白いアイリング(勾玉状の白線)が大きな特徴です。鳴き声にも明確な性差があり、オスが「ピィッ」「ケッ」と金属的で鋭い声を響かせるのに対し、メスは「クァッ」「クゥ」と低く落ち着いた声を出します。
さらに多くの人を驚かせるのが、繁殖期を終えた初夏から初秋にかけてオスが見せる「エクリプス(Eclipse=隠密羽)」への換羽です。役目を終えたオスは、あの絢爛豪華な銀杏羽や鮮やかな冠羽をすべて脱ぎ捨て、メスと見分けがつかないほど地味な灰褐色の羽毛へと姿を変えます。派手な羽は天敵に狙われやすいため、子育てに関わらない夏の間は目立たない姿で体力を温存し、自らの命を守る合理的な進化を遂げているのです。