話題作でなぜ作画崩壊は起きるのか?アニメ制作現場の過酷な実態
話題作でなぜ作画崩壊は起きるのか?アニメ制作現場の過酷な実態についての真相をご紹介します。
こうした構造的危機に対し、異なるアプローチで高品質を維持し続ける例もある。スタジオジブリで長年圧倒的な作品を生み出してきた宮崎駿は、徹底した自らの手仕事と職人精神でアニメーションの頂点を示し続けてきた。だが、その手法をTVアニメの量産体制で再現するのは至難の業だ。
その中で独自の解決策を提示したのが京都アニメーションだ。同社はフリーランスへの依存度が高い一般的な業界構造とは一線を画し、アニメーターを正社員として自社育成する「内製化」を推進してきた。安定した職場環境とチームワークが、無謀なスケジュールに頼らない緻密な作品作りに貢献している。クオリティの安定は、現場の労働環境と直結していることの立証と言える。