視界の黒い点は失明の前兆?飛蚊症と網膜剥離を見分ける緊急サイン

視界の黒い点は失明の前兆?飛蚊症と網膜剥離を見分ける緊急サインの基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でまとめました。

Q1:片目だけ黒い点が見える場合、両目より危険なのですか?
A1:極めて警戒が必要です。全身性の疲労や脳の一時的な血流不全であれば両目に症状が出ることが多いのに対し、網膜剥離や網膜裂孔、眼底出血といった物理的器質疾患は初期段階において「片目のみ」に生じるケースが圧倒的多数を占めます。片目を交互に手で覆い、どちらの目で見えているのか、視野の欠損がないかを直ちに確認してください。

Q2:視界の黒い点が増えるのはどのようなタイミングですか?
A2:硝子体が網膜から剥がれる瞬間(後部硝子体剥離の発生時)や、網膜の血管が引っ張られて微小な出血が硝子体内に散乱した瞬間に急激に増加します。昨日までは1〜2個だったものが、朝起きたら10個以上に増えていた、あるいは墨汁を吹きこぼしたように微粒子が広がったという場合は、活動性の血管断裂や網膜破損が強く疑われます。

Q3:眼科を受診する際、当日はどのような検査が行われますか?
A3:通常の視力検査や眼圧測定に加え、散瞳薬(瞳孔を開く目薬)を点眼した上で、医師が特殊なレンズや顕微鏡を用いて眼球の最深部を観察する「精密眼底検査(徹照検査・三面鏡検査)」および眼底カメラ撮影、光干渉断層計(OCT)検査が行われます。これにより、網膜の隅々まで亀裂や剥離、出血がないかを直接確認します。

Q4:若い世代(20代〜30代)でも網膜剥離になる可能性はありますか?
A4:十分に起こり得ます。特に強度の近視(コンタクトレンズの度数が-6.0D以上など)がある人は、眼球の奥行きが伸びている影響で網膜が薄く引き伸ばされており、若年層であっても網膜に格子状変性や円孔と呼ばれる裂け目ができやすい傾向があります。20代だからといって「加齢ではないから大丈夫」と過信することは禁物です。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest