赤星憲広の引退理由と33歳電撃決断の真相|医師の宣告と命の選択
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2009年9月12日、阪神甲子園球場で行われた横浜ベイスターズ戦。3回表、内川聖一選手が放った右中間への鋭いライナーに対し、中堅手の赤星憲広選手は迷わず前進し、フルスピードのまま決死のダイビングキャッチを試みました。打球をグラブに収めることには成功したものの、捕球直後に激しく芝生へ頭部から激突。その瞬間、甲子園のスタンドは異様な静寂と悲鳴に包まれました。
グラウンド上にうつ伏せのままピクリとも動けなくなった赤星氏のもとへトレーナー陣が駆けつけ、球場内には緊迫した空気が漂いました。当時のテレビ中継でも首を固定された状態で担架に乗せられ、グラウンドを去る痛々しい姿が映し出されました。自力で起き上がることすらできないその重篤な様子に、誰もがただならぬ事態であることを直感した瞬間でした。
病院へ緊急搬送された赤星氏に下された診断は、中心性脊髄損傷および頸椎椎間板ヘルニアの急性増悪でした。手足のしびれと感覚麻痺が生じ、プロ野球選手としてのキャリアのみならず、人間としての日常生活すら脅かされる過酷な現実が幕を開けました。