爪囲炎の治し方完全版|膿や深爪のズキズキ痛みを治す市販薬と受診目安

爪囲炎の治し方完全版|膿や深爪のズキズキ痛みを治す市販薬と受診目安の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。

指先に痛みや赤みを感じた初期段階において、薬局・ドラッグストアで購入できる市販薬(OTC医薬品)を活用することは一定の効果が期待できます。しかし、薬の作用機序を正しく理解せずに使用すると、かえって治癒を遅らせる要因になります。

まず、家庭の常備薬として広く知られる「オロナインH軟膏」の効果についてです。オロナインの主成分であるクロルヘキシジングルコン酸塩は優れた殺菌消毒作用を持ち、軽微な擦り傷やにきびには有効です。しかし、既に組織内で細菌が増殖して化膿している爪囲炎に対しては、殺菌力が不十分なケースが多々あります。オロナインだけに頼って数日間様子を見ている間に、内部で菌が増殖して悪化してしまう例は少なくありません。

市販薬で爪囲炎の治し方を模索する場合、選ぶべきは「抗生物質配合外用薬」です。代表的な製品には以下のような選択肢があります。

  • テラマイシン軟膏a(第2類医薬品):グラム陽性菌・陰性菌に広く効くオキシテトラサイクリン塩酸塩と、緑膿菌にも効果を示すポリミキシンB硫酸塩の2つの抗生物質を配合。初期の化膿性皮膚疾患に第一選択として選ばれやすい軟膏です。
  • ドルマイシン軟膏(第2類医薬品):バシトラシンとフラジオマイシン硫酸塩という2種類の抗生物質を配合。広範囲の細菌感染に対応します。
  • クロマイ-P軟膏 / ベトネベートN軟膏(指定第2類医薬品):抗生物質に加え、炎症を素早く鎮めるステロイド成分が配合されています。強い赤みや腫れを抑える効果がありますが、感染が強すぎる状態で長期連用すると免疫抑制作用により菌が増殖するリスクがあるため、使用は初期の数日間に限定すべきです。

なお、市販薬を用いたセルフケアの目安期間は最長でも2〜3日です。この期間内に赤みが引かない、あるいは痛みが強くなってきた場合は、市販薬の守備範囲を超えているため、直ちに使用を中止して医師の診察を受ける必要があります。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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