尿が濁る・ピンクは膀胱炎のサイン?危険な尿色の見分け方を徹底解説
尿が濁る・ピンクは膀胱炎のサイン?危険な尿色の見分け方を徹底解説について専門的な視点から解説いたします。詳細な分析をご覧ください。
尿の色が変わる直接の原因は、細菌の増殖とそれに伴う生体防御反応にある。原因菌の約8割から9割を占めるのは大腸菌だ。本来は無菌状態であるはずの膀胱内に尿道から侵入した大腸菌が、粘膜に付着して爆発的に増殖を始める。
これに対し、免疫システムが即座に白血球を前線へと送り込む。白血球は細菌を貪食し、戦い終えた白血球は「膿(うみ)」となって尿中に排出される。これが尿の白濁の正体だ。透明感が失われ、まるで米のとぎ汁のような濁りが生じるのはこのためである。
炎症が進むと、膀胱壁の毛細血管が拡張して脆くなり、些細な刺激で破裂する。破裂した血管から赤血球が尿中へ流出し、赤色や褐色の血尿へと変化していく。つまり、尿の色は膀胱の内部で繰り広げられている激しい攻防戦のドキュメンタリーと言える。