シェイクスピア四大悲劇の真相|ロミジュリ除外の理由と名作解剖
シェイクスピア四大悲劇の真相|ロミジュリ除外の理由と名作解剖に関する最新のニュースをまとめてご紹介します。最新情報を求める方は必見です。
シェイクスピア四大悲劇を深く味わうためには、まずそれぞれの物語がどのような葛藤を抱え、いかなる結末へとなだれ込むのか、その骨格を把握することが不可欠です。主要4作品のあらすじと結末ネタバレ、そして複雑に絡み合う登場人物の相関関係を簡潔にまとめました。
1. 『ハムレット』――復讐の猶予と内面への沈潜
デンマークの王子ハムレットは、急死した父王の亡霊から「私は弟(現国王クローディアス)に毒殺された」と告げられ、母ガートルードを奪った叔父への復讐を誓います。しかし、哲学的な思索を好むハムレットは狂気を装いながら復讐の実行をためらい、事態は泥沼化していきます。
やがて誤認から恋人オフィーリアの父ポローニアスを刺殺してしまい、悲嘆に暮れたオフィーリアは川で溺死。最終幕では、オフィーリアの兄レアティーズとの毒刃を用いたフェンシング対決が仕組まれます。毒入りワインを誤飲した母、毒刃で致命傷を負ったレアティーズとハムレット、そして息絶える寸前にクローディアスを刺し殺すハムレットと、主要人物のほぼ全員が死亡する壮絶な結末を迎えます。
2. 『オセロ』――奸計に溺れた純真と緑の目の怪物
ヴェニスの勇敢なムーア人将軍オセロは、元老院議員の娘デスデモーナと純真な愛で結ばれます。しかし、オセロに出世を阻まれた旗手イアーゴーの悪魔的な謀略により、オセロは愛妻デスデモーナが副官キャシオと密通しているという疑念を植え付けられます。
「証拠」としてイアーゴーが捏造したハンカチの行方に惑わされたオセロは、激しい嫉妬に狂い、無実を訴えるデスデモーナを寝室のベッドの上で絞殺。その直後、イアーゴーの妻エミリアの命がけの告発によって妻の無実と策略の全貌を知ったオセロは、絶望のあまり自らの胸を短剣で貫いて自害します。
3. 『リア王』――甘言に惑わされた老王の狂気と荒野
老境に達したブリテン国王リアは、広大な領土を3人の娘に生前分与することを決意。「どれほど父を愛しているか」を競わせ、耳に心地よい追従を並べた長女ゴネリルと次女リーガンに国を分け与え、不器用ながら真実の愛を語った末娘コーディリアを勘当・追放してしまいます。
しかし権力を手に入れた上の娘たちは父を冷酷に追い出し、リアは嵐の荒野を狂いさまよう事態に陥ります。フランス王妃となったコーディリアが父を救うため軍を率いて戻るものの戦いに敗北。牢獄でコーディリアを絞殺されたリアは、愛娘の遺骸を抱きかかえながら失意と狂乱のうちに息を引き取ります。
4. 『マクベス』――野心に操られた勇将の孤立と断末魔
スコットランドの勇将マクベスは、荒野で出会った3人の魔女から「いずれ王になる」という予言を受けます。野心的な妻に煽られたマクベスは、自らの居城に宿泊していた情深い名君ダンカン王を暗殺し、王位を簒奪します。
王座を手に入れたものの罪悪感と疑心暗鬼に苛まれる夫妻。親友バンクォーを暗殺するなど暴政を重ねるマクベスに対し、夫人は夢遊病に陥り自死します。「バーナムの森が動かぬ限り、女から生まれた者はお前を倒せない」という魔女のさらなる予言を信じ切っていたマクベスですが、木の枝を盾にした敵軍が森のように押し寄せ、帝王切開で生まれた武将マクダフの手によって首を討ち落とされる凄惨な最期を遂げます。