ラス型枠工法とは?解体不要の利点とデメリット・最新施工基準を徹底検証
ラス型枠工法とは?解体不要の利点とデメリット・最新施工基準を徹底検証とは一体何なのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。
ラス型枠工法で施工品質を担保するためには、標準化された施工手順の遵守と、特有の留意点を現場作業員全員が共有することが不可欠です。
1. 墨出しとセパレーター・サポートの配置
コンクリート打設時の側圧に耐えるため、セパレーターおよび端部バタ材のピッチを計算書に基づき厳格に配置します。リブラス型枠の剛性を過信せず、梁丈や打設高さに応じた適切な補強が求められます。
2. 配筋と「かぶり厚さ」の厳格管理
現場管理で最も重大なチェックポイントとなるのがラス型枠 かぶり厚さの確保です。公共建築工事標準仕様書(JASS 5等)に準拠する場合、ラス網自体は構造耐力上のコンクリート断面に含まれないと見なされるのが一般的です。そのため、「主筋・帯筋の外端からラス網の内面まで」で所定の設計かぶり厚さを確保しなければなりません。プラスチック製やモルタル製のスペーサーを確実に配置し、打設時の側圧で鉄筋が押し出されてかぶり不足とならないよう固定を徹底します。
3. コンクリートの配合と打設速度のコントロール
ラス型枠では、スランプ値15cm〜18cm程度の適正な流動性を持つコンクリートを選定します。打設速度が速すぎるとメッシュにかかる側圧が急上昇し、型枠のハラミ(変形)や過剰なノロ漏れを引き起こします。1回の打設高さを50cm〜100cm以内に抑え、多層に分けて順次打ち重ねるのが基本です。
4. バイブレーターの適切な運用
内部振動機(バイブレーター)をラス網に直接接触させると、メッシュが破損したりノロが大量流出したりします。必ず鉄筋の内側に垂直に挿入し、過剰な加振を避けて「1箇所あたり5〜10秒程度」で引き抜く操作を徹底します。