一風堂「白丸元味」徹底解剖!赤丸との違い・カロリー・価格をプロが検証
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昭和の九州において、豚骨ラーメンといえば「男臭い現場仕事のスタミナ食」「強烈な獣臭が漂う白濁スープ」というパブリックイメージが定着していました。その固定観念を鮮やかに打ち砕いたのが、一風堂創業者の河原成美氏です。木を基調としたジャズが流れる清潔な店内、女性一人でも気兼ねなく入れる空間設計とともに世に送り出されたのが、白丸元味の原型となる純白の豚骨ラーメンでした。
白丸元味の真骨頂は、商標登録もされている独自の博多絹ごし豚骨スープにあります。特注の巨大な圧力寸胴を用い、豚頭や背骨など厳選された部位を18時間かけて極限まで炊き込み、さらに丸1日かけてじっくりと低温熟成させる工程を踏みます。スープの表面に浮かぶ気泡を徹底的に取り除くことで、豚骨特有の嫌な臭みや雑味を完全に封じ込め、まるでシルクのように滑らかな舌触りと豊かなコクだけを抽出することに成功しました。
合わせる麺は、福岡県産小麦「ラー麦」などを独自ブレンドした低加水の丸刃極細麺(切刃26番)。スープの吸い上げと歯切れの良さを綿密に計算し尽くしたこの麺が、繊細なスープを余すところなく口元へ運びます。創業から四半世紀以上を経た今もなお、時代ごとの嗜好の変化に合わせてタレの配合や製麺技術のアップデートが繰り返されており、「変わらないために変わり続ける」姿勢が一杯の中に凝縮されています。