最澄「一隅を照らす」の真意とは?不確実な時代を拓く新リーダー論
最澄「一隅を照らす」の真意とは?不確実な時代を拓く新リーダー論の疑問点について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。
この古代の教えは、最新の人材育成・リーダーシップ教育の現場にどのような示唆を与えるのか。先端IT企業や変革を急ぐ伝統企業を追うと、驚くべき共通項が浮かび上がる。トップダウン型の強力なカリスマに依存する組織モデルが限界を迎えるなか、現場の自走力を引き出すフレームワークとして最澄の思想が応用されているのだ。
ある大手製造業の組織開発担当者は、次のように明かす。「かつては全社を牽引するスーパースターの育成に躍起になっていた。しかし現在成果を上げているのは、各チームの現場担当者が自らの持ち場(一隅)において自発的に問題を見つけ、解決するマイクロリーダーシップだ」。自らの持ち場を照らし、隣の持ち場と連動していくこと。特別な肩書がなくても、目の前の仕事に意義を見出し主体的に行動する姿勢こそが、結果として組織全体を照らす原動力となる。