熱は下がったのに咳が止まらない!インフル後の原因と受診の目安
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インフルエンザ発症から咳が2週間以上続く場合は、自然治癒を待つ段階を過ぎて別の病態へ移行している可能性を疑わなければなりません。特に警戒すべき3つの病気とその特徴を整理しました。
① インフルエンザ後の咳喘息(せきぜんそく)
インフルエンザ感染をきっかけに気道の炎症が慢性化し、アレルギー性の気道過敏症を起こす病態です。ゼーゼー・ヒューヒューという喘鳴(ぜんめい)や呼吸困難はなく、「コンコン」という乾いた咳だけが数週間〜数カ月続くのが特徴です。放置すると約3割が本格的な気管支喘息へ移行するとされているため、吸入ステロイドなどによる早期治療が極めて重要になります。
② インフルエンザ後の急性気管支炎
ウイルスで傷ついた気道に細菌が二次感染し、気管支まで炎症が広がった状態です。乾いた咳から次第に黄色や緑色の粘り気のある痰を伴う湿った咳へと変化し、激しい咳き込みによって胸の筋肉や肋骨周辺に痛みを覚えることもあります。
③ インフルエンザ合併症肺炎の症状
最も警戒すべき合併症が細菌性肺炎やウイルス性肺炎です。一度下がった熱が再び38度以上に上がる「二峰性発熱」をはじめ、激しい息切れ、呼吸時の胸痛、濃い色の痰、血中酸素濃度(SpO2)の低下がみられます。高齢者や基礎疾患を持つ人は特に重症化しやすいため、一刻も早い医療機関での胸部レントゲンやCT検査が必要です。