堀内孝雄の名曲ランキング|アリスから演歌フォークの到達点まで徹底解剖
堀内孝雄の名曲ランキング|アリスから演歌フォークの到達点まで徹底解剖にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。
アリスの活動休止後、堀内孝雄はソロアーティストとして新たな境地を切り拓きます。その決定打となったのが、テレビドラマとの強力なタイアップでした。
1986年に放映された日本テレビ系年末時代劇スペシャル『白虎隊』の主題歌『愛しき日々』は、作詞に小椋佳を迎えた重厚なバラードです。会津藩の若き武士たちの悲劇的な運命を描いたドラマの世界観と、堀内の深く太いボーカルが見事に共鳴。小椋佳の紡いだ格調高い言葉の数々を、堀内は持ち前の情感豊かなファルセットと力強い地声のグラデーションで表現し、時代劇主題歌の金字塔として定着させました。
そして1988年からスタートしたテレビ朝日系ドラマ『はぐれ刑事純情派』シリーズは、堀内孝雄のソロキャリアにおける最大の転機となります。主演の藤田まこと演じる安浦刑事の温かさと哀哀たる人間模様に寄り添い、歴代の主題歌を担当しました。
中でも1990年の『恋唄綴り』は、もともと麻生詩織への提供曲であったものをセルフカバーしたところ爆発的なロングヒットを記録。第32回日本レコード大賞(歌謡曲・演歌部門大賞)をはじめ数々の賞を総なめにしました。続く『影法師』(1993年)でも日本有線大賞を受賞するなど、哀愁漂う大人の歌謡曲という独自のジャンルを確立したのです。