嵐『Face Down』と月9の真相|歌詞の真意とダンスを徹底解剖

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2012年5月9日にリリースされた嵐のシングル『Face Down』は、グループのパブリックイメージであった「王道ポップス」「明るく親しみやすいアイドル像」とは一線を画す、ソリッドでダークなエレクトロ・ダンスチューンでした。オリコン週間シングルランキングで初登場1位を獲得し、初動売上は当時の水準でも極めて高い約52.6万枚に到達。嵐にとってシングル首位獲得は通算34作目、27作連続という金字塔を打ち立てました。

この楽曲が生まれた背景には、大野智が主演を務めたフジテレビ系月9ドラマ『鍵のかかった部屋』(原作:貴志祐介氏)の存在があります。月曜9時枠といえば長年ラブストーリーやヒューマンドラマが主流でしたが、同作は恋愛要素を徹底的に排除した「1話完結型の本格密室殺人ミステリー」という挑戦的なフォーマットを採用しました。大手警備会社「東京総合セキュリティ」の研究員で、防犯と鍵の構造にしか興味を示さない異色の主人公・榎本径(えのもと けい)のクールかつ不気味な佇まいを象徴するサウンドとして、重低音のシンセベースと緊迫感あふれるストリングスを配した『Face Down』が制作されたのです。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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