回る空うさぎのコード進行徹底解説|初心者向けギター&ピアノ演奏法

回る空うさぎのコード進行徹底解説|初心者向けギター&ピアノ演奏法の注目ポイントを分かりやすくまとめてご紹介します。

『回る空うさぎ』の最大の魅力は、シンプル極まりない構成でありながら、聴き手に果てしない宇宙や孤独感を想起させるサウンドスケープにあります。楽曲全体のキーはFメジャー(ヘ長調)に設定されており、フラットが1つ(B♭)だけの明快な調性です。

サビおよび印象的なイントロで繰り返されるメインループは、いわゆる日本のポピュラー音楽における黄金律「王道進行」を基盤にしています。

【基本コード進行(原曲キー:Fメジャー)】
| B♭M7 | C | Am7 | Dm7 |
| B♭M7 | C | F | F7 |

度数表記で見ると「ⅣM7 → Ⅴ → ⅲm7 → ⅵm」という流れを辿ります。主音であるトニック(F)から始まるのではなく、サブドミナントであるB♭から入ることで、着地感のない“宙に浮いたような感覚”が生まれます。さらにOrangestar氏のアレンジでは、単純な三和音にとどまらず、随所に9th(ナインス)の構成音やsus4が織り交ぜられており、初音ミクの無機質かつ叙情的なボーカルラインと美しく共鳴します。

曲の終盤に向けて感情が昂揚していく展開においても、ハーモニーそのものを複雑怪奇にするのではなく、ベースラインの動きと空間系エフェクトのリバーブ成分によってダイナミクスを演出している点が、作編曲の白眉といえます。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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