早春賦の作詞者・吉丸一昌の生涯|音楽教育を変革した知られざる功績
早春賦の作詞者・吉丸一昌の生涯|音楽教育を変革した知られざる功績を詳しくリサーチ! 知っておきたい トピックの裏側を分かりやすく展開します。
吉丸一昌の足跡をたどる上で外せないのが、故郷である大分県臼杵市に現存する吉丸一昌記念館(生家跡)と、作品の舞台となった長野県安曇野市の歌碑周辺です。
臼杵市海添の記念館には、吉丸が当時使用していた机や直筆の草稿、東京音楽学校時代の講義ノート、親交の深かった音楽家たちとの書簡など、極めて貴重な一次資料が保存されています。現地を訪れると、彼が日清・日露戦争後の急激な社会変動期において、青少年の荒廃した心をいかに音楽と詩の力で救い出そうとしていたのか、その苦闘の筆跡をまざまざと見ることができます。
一方、安曇野市穂高の穂高川沿いに建つ『早春賦歌碑』周辺では、春の訪れとともにソーラー駆動のオルゴールから『早春賦』のメロディが流れ、毎年4月上旬には「早春賦まつり」が開催されています。現地を訪れた音楽愛好家や研究者からは、「残雪の北アルプスを仰ぎ見ながらこの詩を噛み締めると、単なる情緒的な風景詩ではなく、厳しい時代を生きる人々への力強い励ましの歌であることが肌感覚で理解できる」という声が寄せられています。