腕を上げると激痛?ペインフルアークサインの原因とセルフチェック法
腕を上げると激痛?ペインフルアークサインの原因とセルフチェック法について詳しく解説いたします。最新の情報をチェックしてください。
「肩の痛みで腕が上がらない」という訴えを聞くと、多くの人が五十肩(肩関節周囲炎)を連想します。しかし、ペインフルアークサインを伴う病態と五十肩には、病理的にも臨床的にも大きな違いが存在します。
五十肩は、関節を包む関節包全体に炎症が広がり、線維化して縮んでしまう病態です。そのため、他人が腕を持ち上げようとしても全方向へ関節が固まって動かない「拘縮(こうしゅく)」や、夜間にズキズキ痛んで眠れない「夜間痛」が強く現れます。痛みの角度に限定はなく、動かそうとする全範囲で制限がかかります。
一方、インピンジメントや棘上筋腱炎の原因によってペインフルアークが出ている場合、他人が力を抜いた患者の腕を持ち上げると、引っかかりを感じつつも上まで上げられることが少なくありません。両者を混同して無理に肩を回すような運動を行うと、傷ついた腱板に更なる負荷をかけ、断裂へと悪化させるリスクがあるため正確な見極めが不可欠です。