レトロ喫茶店の人気メニュー徹底解剖!昭和名物が愛され続ける理由
レトロ喫茶店の人気メニュー徹底解剖!昭和名物が愛され続ける理由にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。
私たちが親しんでいる定番メニューの裏側には、時代の要請に応えようとした料理人たちの創意工夫と情熱が刻まれています。
鮮やかな緑と白のコントラストが美しいクリームソーダ発祥の歴史を紐解くと、1902年に創業した銀座「資生堂パーラー」に辿り着きます。当時、ソーダファウンテンを米国から輸入し、ソーダ水にアイスクリームを浮かべて提供したのが始まりとされ、瞬く間にモダンガールの憧れのハイカラ飲料となりました。
軽食の代表格であるピザトースト人気店として名高い東京・有楽町の「紅鹿舎(べにしか)」では、1964年頃、当時まだ高価で敷居が高かったピザを手軽に味わってほしいという思いから、食パンを使ったピザトーストが考案されました。サクッとしたトーストにとろけるチーズの組み合わせは、今や全国津々浦々の喫茶店に定着しています。
一方、モーニング文化も見逃せません。愛知県一宮市や名古屋市を発祥とする喫茶店モーニング文化は、織物工場などの商談場として喫茶店が使われていた時代、朝早くから集まる常連客へのサービスとしてコーヒーにゆで卵とトーストを付けたのが始まりです。この「おもてなしの精神」は、関西や首都圏にも波及し、日本の朝の風景を変えました。
さらに、均一な厚みと芸術的な焼き目を誇る自家製ホットケーキ名店(神保町「さぼうる」や湯島「みじんこ」など)や、プルプルの半熟卵がライスを覆い尽くすオムライス有名喫茶店(銀座「YOU」など)の職人技は、半世紀以上の歳月を経てもなお色褪せることなく、訪れる人々を魅了し続けています。