インフル薬を飲まないとどうなる?自然治癒の期間と重症化リスク徹底解説
インフル薬を飲まないとどうなる?自然治癒の期間と重症化リスク徹底解説の真相について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。
SNSや医療相談掲示板では、「病院でタミフルを出されたけれど飲ませたくない」「ゾフルーザを飲むと異常行動を起こすと聞いて怖い」といった声が毎年数多く投稿されています。実際に内科や小児科の臨床現場では、医師と患者の間でどのようなやり取りが行われているのでしょうか。
都内のクリニックに勤務する総合診療医は、現場の実情について次のように語ります。
「『薬を飲まずに治したい』と希望される患者さんは全体の1〜2割程度いらっしゃいます。理由の多くは、ネット上で目にした副作用への恐怖心や、『できるだけ自然の免疫で治したい』という考え方です。健康な成人であれば、十分な水分と休養を取ることを条件に無理強いはしません。ただし、発症から48時間を過ぎると抗ウイルス薬の効果自体が激減するため、飲むか飲まないかの判断は受診時に決めていただく必要があります」
かつて社会問題となった「タミフル服用後の異常行動(急に走り出す、ベランダから飛び降りようとするなど)」について、厚生労働省の研究班による大規模調査が行われました。その結果判明したのは、「異常行動は抗ウイルス薬を飲んでいないインフルエンザ患者でも同様の割合で発生している」という客観的事実です。
つまり、異常行動の直接的な引き金は薬剤の成分だけではなく、インフルエンザウイルス感染に伴う高熱、脳の炎症反応(熱せん妄や軽症インフルエンザ脳症)そのものに起因する部分が大きいと結論づけられています。「薬を飲まないから異常行動の心配がない」と考えるのは医学的に明らかな誤解です。