【鋼の錬金術師】グラトニーの正体と最期|腹の中の秘密やプライド捕食の真相

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物語終盤の「約束の日」、グラトニーは始まりのホムンクルスであるプライド(セリム・ブラッドレイ)と共闘し、エドワードやグリード、スカー、ランファンら討伐部隊と激しい暗闇での戦闘を繰り広げます。しかし、ランファンが身につけた「気」を読む暗殺術と手榴弾などの波状攻撃により、グラトニーは何度も致命傷を負わされ、賢者の石のストックを極限まで削られる事態に陥りました。

「死んじゃうよ…また死んじゃう…!」と怯えるグラトニーに対し、冷酷な決断を下したのがプライドでした。プライドは広げた影の触手で味方であるはずのグラトニーの体を無残に貫き、自らの影の口でその肉体と賢者の石を貪り食ったのです。

プライドがグラトニーを捕食した理由は極めて合理的かつ冷徹な2つの目的がありました。第1に、闇の中でも敵の位置を正確に把握するためのグラトニーの「優れた嗅覚」を我が物とすること。第2に、激戦によって消耗していた自らの「賢者の石の残量を即座に補充すること」です。

かつてあらゆる人間を「食べていい?」と弄び、呑み込んできた暴食の怪物が、最期は最も信頼すべき味方に「非常食」として捕食されるという強烈な因果応報。プライドの体内に引きずり込まれる瞬間、グラトニーが遺した最後の言葉は「助けて…ラスト…」という悲痛な叫びでした。ホムンクルスの世界の冷厳さと、グラトニーというキャラクターが内包していた孤独と哀愁が頂点に達した名シーンです。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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