ナツメグは危険って本当?致死量や幻覚の真相と安全な摂取目安を徹底解説
ナツメグは危険って本当?致死量や幻覚の真相と安全な摂取目安を徹底解説について徹底解説いたします。最新の情報をチェックしてください。
実際にナツメグを大量摂取してしまった場合、どのような経過をたどるのでしょうか。救急医療現場の症例報告によると、摂取後3時間から6時間ほど経過してから症状が現れるケースが大多数を占めます。
初期症状として現れるのは、自律神経の乱れによる激しい口渇(喉の渇き)、顔面の紅潮、そして激しい吐き気と胃痛です。その後、脈拍数が急上昇する頻脈(心拍数120以上)や血圧低下、強いめまいに見舞われます。
さらに恐ろしいのは精神神経症状です。幻視や幻聴、現実感覚が失われる離人症、パニック発作や死の恐怖を伴う譫妄(せんもう)状態が発症します。海外の臨床データでは、青年層がSNSの危険なチャレンジ動画や誤った知識による興味本位で10g以上の粉末を一気飲みし、集中治療室(ICU)へ緊急搬送される事例が度々報告されています。
極めて稀ではあるものの、海外では心肺停止による死亡例も記録されています。他の精神科薬との併用や基礎疾患を持つ患者、あるいは小児の誤飲において致死性不整脈が引き起こされたことが主因です。中毒症状は半減期が長く、回復までに24時間から48時間以上を要する過酷な経過をたどるため、決して軽視できるものではありません。