意識レベルJcs判定で迷わない!3-3-9度方式の極意と急変対応

意識レベルJcs判定で迷わない!3-3-9度方式の極意と急変対応の要点や背景を丁寧にまとめました。全体像を一目で把握できます。

Q1:患者が目を閉じて眠っているだけなのか、JCS 10の意識障害なのか迷ったらどうすればいいですか?
A1:通常の声かけでスムーズに開眼し、開眼後に「今何時ですか?」「ご気分はどうですか?」と問いかけて完全に見当識が合致し、明瞭に会話ができるなら「意識清明(JCS 0の自然睡眠)」と判定します。声をかけても反応が鈍く、目を開けてもボーッとして挨拶が遅れる、あるいは生年月日を答えるのに時間を要するなど、覚醒後の明瞭さに違和感があればJCS 10と評価します。

Q2:認知症の既往がある患者がJCS-2の状態です。急変と見なすべきですか?
A2:日頃から見当識障害がある患者であれば、それ単体で急変とは断定できません。ポイントは「普段の受け答えとの比較」です。普段は自分の名前を名乗れ、食事を自力摂取できる方が、急に会話が噛み合わなくなったり傾眠傾向(2桁への移行)を示した場合は、脳梗塞や脱水、尿路感染症などの急性疾患を発症している可能性が極めて高く、直ちに医師へ報告すべき異常事態です。

Q3:痛み刺激を与える部位はどこが最も推奨されますか?
A3:中枢性刺激としては「胸骨圧迫(胸の中央を拳の関節部で強くこする)」や「僧胸筋の強圧」、末梢性刺激としては「爪床圧迫(指の爪の根元をペンなどで挟み込むように圧迫する)」が標準的です。顔面の圧迫や皮膚をつまむ行為は皮下出血や不要な損傷を残す恐れがあるため避け、最小限の力から段階的に強めて反応を確認します。

Q4:JCSで「2-R」と評価された患者への初期対応で注意すべきことは?
A4:不穏(Restlessness)状態にある患者は、低酸素血症(SpO2低下)や脳圧亢進、膀胱充満(尿閉)、急激な低血糖などが原因で苦痛を訴えられずに暴れているケースが多々あります。単なる「認知症の徘徊や興奮」と片付けず、直ちにバイタルサインの測定、酸素投与の必要性の確認、簡易血糖測定を行い、身体的急変のサインを見落とさないようにしてください。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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