漫画『ドラゴンクエストへの道』が明かす国民的ゲーム誕生の奇跡

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本作の原案は石ノ森章太郎プロ、作画は滝沢ひろゆき氏が担当し、関係者への徹底的な取材に基づいて構成されました。物語は、エニックスの創業期に行われた「第1回ホビープログラムコンテスト」から幕を開けます。

フリーライターとして活動していた堀井雄二氏と、当時高校生だったプログラミングの天才・中村光一氏。この2つの才能がコンテストを通じて出会ったことが、すべての始まりでした。やがてアメリカの展示会で目にした『ウィザードリィ』や『ウルティマ』の面白さに衝撃を受けた彼らは、「この本格的なコンピュータRPGの楽しさを、ファミコンを持つ日本の子供たちに届けたい」という強烈な情熱を抱きます。

しかし、当時のアクションやシューティング全盛期において、「文字を読んで進めるRPG」はファミコン市場で無謀な挑戦と見なされていました。漫画では、周囲の懐疑的な視線を跳ね除け、UI(操作画面)の改良や物語の構築に心血を注ぐ開発陣のリアルなドラマが、ネタバレを恐れない圧倒的な解像度で描き出されます。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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